社会人にとって資格取得は必要か?

資格

こんにちは、ひよっこくんです。

今回は初投稿ということで、「社会人にとって資格取得は必要か?」をテーマにお話ししていきます。

ここでいう資格とは、社会人としてのキャリアのために、働きながら取得するようなものを想定しています。そのため、医者・弁護士などの専門資格はここでは除きます。

・新卒で資格勉強をしたほうがよいか迷っている

・転職にあたり資格取得を検討している

・長期的なキャリアアップのために情報収集している

といった方には、特に参考になる内容かと思います!

結論としては「資格は必須ではないですが、取っておくことをオススメ」します。

目次

  • 社会人における資格の位置づけ
  • 資格不要論
  • どういう場面で資格は役立つのか?
  • まとめ

社会人における資格の位置づけ

社会人としてキャリアアップを考えるとき、選択肢の1つとして浮かぶのが「資格取得」だと思います。業務外でスキル向上をしようと思ったら、大半はセミナー受講や読書など形に残らないものがほとんどです。

ただ資格は一定の合格基準が設けられており合否が明確にされること、合格者に必要な身スキルが示されていること、などから、客観的に資格取得者を評価しやすいことから、スキル明示の手段として扱われやすく、一定の需要があるのではと思います。

例えば転職では採用にあたってそれまでの業務経験やスキル・思考力などが問われますが、それらはすべて面接での「会話」を通じて「主観的に」伝えられるものです。一方、資格は合格証書が付与され「客観的に」保有有無が把握できるため、ごまかしようがないという面では評価の基準として一種の「分かりやすさ」があります。

資格不要論

一方で、社会人にとって資格は必要性が低い、あるいは必要ないという人もいます。

就職・転職で主に必要なのは実務経験であり、資格だけ持っていてもあまり意味がないという主張はよく見かけますね。

私自身のこの主張について・・・

「その通りだな」というのが率直な感想です。

今まで様々な資格を取得してきましたが、勉強しただけでこなすことの出来る業務は見たことがありません。例えばファイナンシャル・プランナーであれば、結びつきやすい業務は個人のライフプランに関する相談対応が思いつきますが、ただ一般的なシミュレーションにあてはめて適切なライフプランができることはありません。

税金・法律・各種費用試算・国の支援制度・資産運用・・・ 1つのライフプランを策定するだけでも膨大な分野をカバーする必要があり、1人でカバーすることは到底難しいです。

ライフプランナーとして業務遂行するためには、自身が相談に乗る領域と専門家の領域の線引き、ライフプランを実行するためのツールの把握 といった実務経験からくる勘所を身に着けることが必須と思われます。

上記のように、資格だけで仕事するというのは一部の専門資格を除いて実現は困難だと思いますし、「資格だけ持っていてもあまり意味がない」という主張については、私も同意見です。

どういう場面で資格は役立つのか?

では、資格を取る意味は全くないのでしょうか?それは「No」です。

私自身、取得した資格が役立った場面はこれまでいくつもあります。ここからは私のこれまでの経験も踏まえ、資格取得が役立つ場面を具体的に挙げてみたいと思います。

・社内で資格による昇進/昇格基準が決められているとき

これは特にわかりやすいケースですね。

私が銀行で勤めていたときは、4年目の昇進時にはFP2級の取得が、管理職への昇進時には宅地建物取引士の取得が義務付けられていました。会社で義務付けられている資格は基本的に業務上必要あるいは役に立つものでもあると考えられるため、一石二鳥です。

また会社によっては資格取得時の報奨金を設けているところもあり、さらに鳥を落とせるかもしれません。今まで社内での資格の取り扱いを見たことがない人は、就業規則などを見て、資格取得に関する規程がないか探してみるとよいかもしれません。

・新しい領域の仕事に就いたとき

サラリーマンであれば、定期的な部署異動がついて回る人も多いでしょう。本人の希望に沿わない形の異動となると、本人の苦労は推してはかるべしです。

そんなとき、業務への理解を助けてくれるのが資格勉強です。

もちろん、仕事をしながら学ぶことは多いですが、仕事だけで自身が携わっている業務を理解する場合、どうしても自身の担当する業務領域や会社のやり方に知識方法が偏ってしまいます。資格であればその領域の知識をまんべんなく俯瞰する形で学習できるため、世間一般のトレンドへのキャッチアップ、あるいは他社でも通用するやり方を身に着ける効果が期待できると思います。

・未経験だが転職してやりたい分野の仕事があるとき

転職では、「あなたを採用する理由」が求められます。実務経験があればそれをアピール材料にすればよいですが、そうでない場合もあるでしょう。

そんなときは、資格を持っていることが評価される場合もあります。例えばIT系の職種では昨今人手不足が続いていますが、一方でアプリケーションやネットワークなどの技術や開発の進め方などのノウハウがないとエンジニアと会話をすることもままならず、誰でも採用できるというわけではありません。そんなとき、情報処理系の資格を取得していれば最低限基礎知識を持っていることが企業側からもわかるため、未経験でも採用にあたって有利にはたらく場面があるかと思います。企業によっては必須・推奨資格を設けているところもあり、それに当てはまる場合はより転職にあたり有利に働くものと考えられます。

ただ気を付けてほしいのは、「2.資格不要論」でもいった通り、「資格をもっているだけでは仕事はできない」ということです。資格をもっているだけで好待遇で迎えられることはまずありませんし、資格だけで採用を判断されることもまずありません。あくまでアピールポイントの一つとして認識しておくのが良いかと思います。

ここまで、具体例として資格が役立つ場面を3つ挙げてみました。総じて、資格はあなたの「チャレンジ」を助けてくれるツールだと、私は考えています。ほかにもケースがありますが、まずは代表的な例として資格取得した際のイメージを役立てもらえればと思います。

まとめ

本記事の内容まとめです。

・資格は客観的に取得有無がわかるので、評価基準としてわかりやすい。

・資格を持っているだけで評価されるとは考えてはいけないが、昇進・昇格・転職の様々な場面で資格取得していることが有利に働く可能性がある。

・資格は必須ではないが、あなたのチャレンジを助けてくれる「ツール」であり、取っておくことがオススメ 。

皆様も将来の自分のために、何か役立つ資格がないか調べてみてはいかがでしょうか?

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